ひとりでがんばらないことが幸せに生きる道につながる

Vol.22【思い方を変えることで心が楽になる】

 

皆さん、こんにちは。

新年度がスタートしましたね。

環境の変化などがあった方もいらっしゃるのではないでしょうか。

 

介護に関しては大きな変化は感じられないかもしれませんが、季節の変わり目で落ち着かないことはあるかもしれません。

新年度は一つの節目ではあるので、それを活用して気持ちの切り替えをするのもオススメです。

 

前置きが長くなってしまいましたが、今回は「思い方を変えることで心が楽になる」というテーマでお伝えをしていきます。

 

介護をしていると日々色んなことは起きるし、気持ちが揺れることも多々起こります。

けれど思い方を少し変えることで心は大きく楽になります。

私の実体験で、心が楽になったエピソードをお話しいたします。

 

私自身が介護の業界に身を置くようになってから15年目に入ります。

日々施設で利用者さんと関わる中では、色んなことが起こりますし、時には利用者さんに対してムッとなったり、苛々してしまうことも正直あります。

 

人間なのだから色んな感情を持つことは当たり前なのですが、業界に入って数年間は「利用者さんに対して苛々することは良くないこと、思うことすら良くないこと」だと真剣に思っていました。

苛々しても無理に気持ちを切り替えようとしたり、そのような気持ちを持つ自分を責めることもありました。

切り替えようとすればするほど苦しさも感じていました。

 

ですがちょうどその頃、メンタルエステスクールでの学びの中で、人間なのだから利用者さんに対してマイナスの気持ちを持つことは当たり前なのだ、ということを学びました。

持ってはいけない、と思っていた私には衝撃的な考え方でしたが、この感情は当たり前の感情なんだ、と気持ちを受け入れられるようになったことで、無理に気持ちを切り替えようとすることが無くなり、自分を責めることもなくなり、とても心が楽になりました。

 

上手く気持ちを切り替えられるようになったことで、利用者さんに対しても大きな気持ちで接することが出来るようになったようにも感じます。

 

どんな気持ちも自分をつくってくれている大事なものです。

だから「それでいい」と一旦受け入れてみてください。

受け入れることが難しければ、受け止めるだけでもいいです。

無理に切り替えようとするのではなく、「それでいい」と思うこと。

そうすることで気持ちを切り替えられるスピードは早くなるはずです。

Vol.21【一年の終わりはすべてよしで終えること】

 

皆さま、こんにちは。

介護メンタルセラピストの夏希優太です。

2024年も残りわずか。今年最後のコラムとなります。

 

そんな2024年最後のコラムでお伝えしたいこと。

それは「すべてよしで終える」ということ。

 

在宅介護をしていく中では

色んな状況の方がいらっしゃると思います。

今年から介護が始まった方、在宅介護真っ最中の方、

今年介護を終えられた方。

 

それぞれの状況の中で、楽しいことだけでなく、

苦しかったり辛かったり、悩んだこともあったと思います。

でも、それらの経験を通して気づいたことや感じたことが

確実に自分の力になっているのではないでしょうか。

一年前の自分と今の自分は同じではないはずです。

自分では変わっていないように思えても、確実に進化しています。

 

私自身も介護の現場で働く中で

今年は新たなチャレンジをさせていただく機会がありました。

最初のうちは戸惑ったり、

思うように進まずに苦しい時期も続きました。

正直逃げ出したくもなりました。

 

けれど何とか投げ出すことなくやり通し進み始め

改めて振り返ったときに

苦しかったから気づいたことや学べたことも多くて、

その経験をできてよかったと心から思えました。

経験する前の自分から一つステップアップしているなと感じています。

 

日々介護をしていると、どうしても忙しさもあるので

中々振り返ることは難しいですよね。

けれど年末のこの時期は良いタイミングだと思うので

是非、今年一年の介護経験を振り返る時間をとってみてください。

そして、良かったこと、苦しかったり辛かったこと、悩んだことなど

「どんな経験も自分の力になっている、すべてよし」

と思っていきましょう。

 

そう思うことで、一年の経験を良き形で終えることができます。

そして前向きな気持ちを、来年のエネルギーにしていきましょう。

 

最後に

今年も私のコラムをお読みいただき、ありがとうございました。

来年も、介護に役立つコラムを書いていきたいと思います。

どうぞ良き年末年始をお過ごしくださいね♪