ひとりでがんばらないことが幸せに生きる道につながる
Vol.22【思い方を変えることで心が楽になる】
皆さん、こんにちは。
新年度がスタートしましたね。
環境の変化などがあった方もいらっしゃるのではないでしょうか。
介護に関しては大きな変化は感じられないかもしれませんが、季節の変わり目で落ち着かないことはあるかもしれません。
新年度は一つの節目ではあるので、それを活用して気持ちの切り替えをするのもオススメです。
前置きが長くなってしまいましたが、今回は「思い方を変えることで心が楽になる」というテーマでお伝えをしていきます。
介護をしていると日々色んなことは起きるし、気持ちが揺れることも多々起こります。
けれど思い方を少し変えることで心は大きく楽になります。
私の実体験で、心が楽になったエピソードをお話しいたします。
私自身が介護の業界に身を置くようになってから15年目に入ります。
日々施設で利用者さんと関わる中では、色んなことが起こりますし、時には利用者さんに対してムッとなったり、苛々してしまうことも正直あります。
人間なのだから色んな感情を持つことは当たり前なのですが、業界に入って数年間は「利用者さんに対して苛々することは良くないこと、思うことすら良くないこと」だと真剣に思っていました。
苛々しても無理に気持ちを切り替えようとしたり、そのような気持ちを持つ自分を責めることもありました。
切り替えようとすればするほど苦しさも感じていました。
ですがちょうどその頃、メンタルエステスクールでの学びの中で、人間なのだから利用者さんに対してマイナスの気持ちを持つことは当たり前なのだ、ということを学びました。
持ってはいけない、と思っていた私には衝撃的な考え方でしたが、この感情は当たり前の感情なんだ、と気持ちを受け入れられるようになったことで、無理に気持ちを切り替えようとすることが無くなり、自分を責めることもなくなり、とても心が楽になりました。
上手く気持ちを切り替えられるようになったことで、利用者さんに対しても大きな気持ちで接することが出来るようになったようにも感じます。
どんな気持ちも自分をつくってくれている大事なものです。
だから「それでいい」と一旦受け入れてみてください。
受け入れることが難しければ、受け止めるだけでもいいです。
無理に切り替えようとするのではなく、「それでいい」と思うこと。
そうすることで気持ちを切り替えられるスピードは早くなるはずです。
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夏希優太(なつきゆうた)プロフィール

山口県在住。
大学卒業後、金融業界への5年間の勤務を経て現在の介護の道へ転身。2012年、友人の勧めにて参加をしたセミナーにて斎藤さちよ氏とのご縁をいただき2013年メンタルエステスクールへ入校。同校での学びが始まる。
スクールの学びの中で自身の過去についても紐解いて中で物事の捉え方等について学び、少しずつ前向きに変化していく自分自身を実感。物事の視点をほんの少し変えるだけで生きやすくなるという自身の実体験を通し、一人でも多くの方がそうある世界であってほしいと願う思いが強くなりセラピストのカリキュラムも受講。現在従事している介護の仕事を通して、その分野からも人々の支えになっていけるようにと日々奮闘中。介護の道は天職だと、本気でそう思っている。