ひとりでがんばらないことが幸せに生きる道につながる

Vol.23【視野を広く持つために大切なこと】

 

皆さん、こんにちは。

2025年も折り返しを過ぎ、8月も半分を過ぎましたね。お盆の時期にはご家族で集まられた方も多かったのでしょうか。

まだまだ日中は暑い状況が続いています。体調には十分に注意をして、元気にお過ごしくださいね。

 

それでは、今回のテーマに入っていきます。

今回は「視野を広く持つために大切なこと」ですが、その大切なこととは「休むこと」です。

 

介護をしていく上で、休むことの重要性はよく耳にすると思いますが、休まないことによって何が起こるのか、私の実体験をお伝えしたいと思います。

 

私は普段は介護施設で働いていますが、少し前に、勤務が連続している状況がありました。身体的な疲れは勿論、精神的な疲労を解消するためにも、休むことをしっかりと意識していたつもりでした。

ですが、実際にはあまり休めていなかったのです。

 

すると、目の前のことに手一杯で周りをみる余裕がなく、狭い範囲でしか物事を見られなくなっていました。

普段であれば、率先して他のスタッフをフォローできることが、そこまで気を回すことができなかったり、行動のテンポも軽快ではなく、ワンテンポ遅くなってしまうことで周りとのコミュニケーションがうまくいかなかったり。

それによって自分を責めてしまうという状態にまでなっていました。

その後、休んだことで状況が改善され、改めて休むことの大切さを実感したのです。

 

一人でやっている訳ではないので、自分本位ではなく周りのことも考えられなければなりません。周りの状況を考えられる視野をもつには、自分に心の余裕がなければ難しいです。その心の余裕をもつためには休むことがとても重要なのです。

 

では実際に休むためにどうすればいいのか。

介護サービスを使って物理的に時間を作り、しっかり休むことも大事なことですが、

その他に、自分が元気な時にどういう行動をとっているのか、そのパターンを知っておくことも有用なことです。

例えば、コーヒーを飲むと心に余裕を持てる、自然の中に身を置くとエネルギー充電できる、お気に入りの香りをかぐと癒される、など。

 

一人一人、自分の心が元気になることや楽しいことがあるはずです。

介護する中で長い時間を作ることは難しい場合も多いでしょうが、少しの時間でいいので一日の中でそういった時間をもつ工夫をしてみましょう。

そうすることで気持ちの上で休んだいう実感はもてるはずです。

気持ちが休まればそれが心の余裕になり、視野も広くいられると思うのです。

実際に私もこれを実践し、元気を継続しています。

 

視野を狭めないためにも、休むことを大切にしていきましょう。

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夏希優太(なつきゆうた)プロフィール

山口県在住。

大学卒業後、金融業界への5年間の勤務を経て現在の介護の道へ転身。2012年、友人の勧めにて参加をしたセミナーにて斎藤さちよ氏とのご縁をいただき2013年メンタルエステスクールへ入校。同校での学びが始まる。

スクールの学びの中で自身の過去についても紐解いて中で物事の捉え方等について学び、少しずつ前向きに変化していく自分自身を実感。物事の視点をほんの少し変えるだけで生きやすくなるという自身の実体験を通し、一人でも多くの方がそうある世界であってほしいと願う思いが強くなりセラピストのカリキュラムも受講。現在従事している介護の仕事を通して、その分野からも人々の支えになっていけるようにと日々奮闘中。介護の道は天職だと、本気でそう思っている。

 

ブログ:「介護を支える人」の心が軽くなる、勇気がわいてくる心の持ち方

~介護は天職!介護セラピストの夏希優太のブログ