ずっと続く幸せマインドのつくりかた

Vol.4【夏の過ごしかた】

 

8月。夏まっさかりですね。

花火やお祭り、青空…夏ならではの楽しみはたくさんありますから、しっかり味わっていきたいですね。

 

8月はお盆の時期でもあります。お墓参りをしたり、帰省で家族に会う、友達に会う、長期旅行を楽しむといった特別な時間を過ごす方も多いかと思います。

 

夏休みである程度の日程が確保でき、旅行なども特にないという方は、ここで自分のことを振り返る時間を設けてみてはいかがでしょうか。

振り返ると言うと、自分のこれまで学んできたことややってきた仕事などを思い浮かべることが多いかもしれません。けれど、それだけではなく今いる場所や人間関係について考えてみること、見直してみることも「振り返り」のひとつだと言えます。

 

例えば、今持っているものを見直してみる。冬にメインで言われる大掃除ですが、暑さに注意しながら、夏に実施しても良いかもしれません。大掃除でなくても、もう使う必要が無いもの、これからも使っていきたいものを整理する。なんだか夏休み明けはすっきりとした気持ちで仕事や生活を再開できそうですね。

 

あるいは、今持っているものに対する感情を意識してみてください。あなたが働いて得たお金で購入したもの、誰かがあなたにプレゼントしてくれたものなど、「物」として認識するだけでなく、物への「気持ち」や「思い」に気づくと、大きな「豊かさ」があなたにあることに気づきます。

 

また、この機会に自分のルーツを考えてみることも良いですね。おおげさなことではなく、先祖が命をつないできたから今、あなたがここにいるわけです。そう考えると、一瞬一瞬を大切に生きていこうという気持ちが生まれてくるでしょう。

 

今までの経験を振り返るとともに、あなたの身の周りのものや人間関係を振り返ってみると、思いがけない気づきが生まれます。その気づきは、これまであなたが持っていた視点を変え、日々の生活に変化をもたらすかもしれません。

今年の夏、自身の振り返り作業をして過ごしてはいかがでしょうか。 

Vol.3【良いこと探しをしてみましょう】

 

7月になりました。

梅雨明けはもう少し先です。

心身ともにご自愛くださいね。

 

さて、今回は「良いこと探しをしてみよう」です。

 

突然ですが、あなたは自分のことが好きですか?

あるいは、自分に自信がありますか?

この質問、「No!」と答えている人が、このコラムを読んでいるのかなと思います。

 

自分のことが好きではないし、自信もない…

そんなあなたに、ちょっとだけ心が上向きになるコツをお伝えします。

それは、「毎日3つ、良いことを探す」です。

毎日、いつでもいいので、「今日の良かったこと」や「自分を褒めたいこと」、「感謝したいこと」を書きます。

3つの項目1つずつでもいいですし、ひとつの項目を3つでもOK。

書き方は自由です。

私はスケジュール帳のちょっとしたところに書いています。

 

この良いこと探し、2つの効果があります。

①自己肯定感が上がる

書くことで、第三者の目線になって自分のことを見られるようになります。

すると「自分なんて…」と思っていたのが「意外とがんばっているな」「いいところがあるな」と、自分を認められるようになります。

 

②明るい気持ちが継続する

この作業、日々、良いことを意識的に探す訓練になりますので、もともとそばにあったのに見逃していた良いことを見つけられるようになります。

良いことに気づくと、明るい気持ちになりますよね。

毎日続けていたら、当然、明るい気持ちも続いていくようになります。

また、落ち込んだときも立ち直りまでの時間が早くなっていきます。

 

私たちの思考の8割は、ネガティブなことだそうです。

危機を回避する本能があるゆえですが、良きことを探すことで自分を認め、明るい気持ちを継続できるようになり、自分の人生を前向きに生きる力が育まれていきます。

良いことがあると、その日はなんとなく、気分よく過ごせていると感じることがあるでしょう。

そんな機嫌の良い時間が増えれば、笑顔の時間も増えていきますね。

 

笑顔の人を想像してみてください。

なんとなく、その人の雰囲気は明るくて穏やかでフットワークも軽く、人間関係も恵まれているように思いませんか。

「良いこと探し」で、そんな効果も期待できるかもしれません。

 

この「良いこと探し」、初めは3つ書くことがやっとだったのが、続けていくとどんどん良いことが見つかるようになり、一度に5個も10個も書けるようになるケースもあります。

あなたの大切な日々に笑顔の時間が増えるように、まずは1か月、良いこと探しをしてみませんか。

Vol.2【言葉のチカラ】

 

6月になりました。

紫陽花が華やかになる季節。

日常にある、この時期ならではの景色を楽しみたいですね。

 

さて、今日は言葉について、です。

皆さんは普段、使う言葉をどれくらい意識していますか?

 

先日、仕事でとある方から

「ちょっとハードルが高いことがやってきたとき、『難しい』という言葉ではなく、『簡単…ではない』と言ってみるといいよ。『…ではない』の部分は、少し弱めにね。」

とアドバイスをいただきました。

 

そこで実際に、両方の言葉を使って実験してみることにしました。

まず、「難しい」という言葉を使ってみると、仕事で何か策を取る必要があったり、ひとつひとつやれば進むものがあるのに、なんとなくのろのろとして腰が上がらない、そんな感じがしました。

結局、締め切りが迫ってきて、準備が不十分なまま、なんとかその仕事をあわてて終わらせる、そんな感覚がありました。

 

次に「簡単…ではない」を使ってみました。

すると、本当に簡単ではないことでも「どこかに策があるかも」と可能性を探す自分に気づきました。

「簡単」という言葉が私の意識に残るので、どこかに可能性を探そうとするようです。

たとえ、そのときは策やアイデアが出てこなくても、数日後にふと、アイデアや策が浮かんだり、良い偶然が重なって解決する、ということがありました。

 

言葉の使いかたひとつで意識が変わり、現実も変わる。

おもしろいですね。

 

「言霊(ことだま)」と言われるように、言葉にはチカラがあると言われています。

言葉の使いかたを工夫することで、元気が出たり、重い気持ちが晴れやかになったり、そんな経験がある方も多いでしょう。

言葉によってエネルギーが湧く、まさに「見えない力」を使っていますね。

 

だとしたら、今日から使っている言葉を意識してみませんか。

誰かにお世話になったら、「すみません」ではなく「ありがとう」と伝える。

「修行」という言葉が苦手だったら「肥やし」に。

「イライラする」は「エネルギーがある」に。

「できない」は「伸びしろがある」に。

 

ただ、ネガティブな言葉を使ってはいけない、ということではありません。

人間には感情がありますから、ときには落ち込む時間も必要なことがあります。

そんなときは、無理してネガティブな言葉を転換しようとせず、落ち着いてから、前向きな言葉を使っていけば大丈夫です。

 

自分で『言葉の言い換え集』なんていうものを創ってみてもおもしろそうです。

まずは自分が発する言葉を、日常の生活の中で意識してみましょう。

Vol.1【目の前のことは未来につながる

 

こんにちは。メンタルセラピストの一色藍名と申します。

この度、こちらのコラムに参加させていただくことになりました。

普段は会社員として働きながら、セラピスト活動をしています。

働く女性向けの「幸せマインドづくり」を中心に発信していますので、どうぞよろしくお願いいたします。

 

5月になり、ゴールデンウィークを楽しんでいる方もいらっしゃるでしょうか。

4月から新しい環境に入った方にとって、緊張感が少し緩んでホッとする時期かもしれませんね。

 

新しい環境に対して「希望の会社ではないのだけど…」「希望しない部署に異動になって憂うつ」という方もいらっしゃるかもしれません。

 

すると、ゴールデンウィーク明けにまた、日常に戻ることがつらい、という方もいるかもしれませんし、受け入れがたい現実を目の前にすると、やる気が無くなるかもしれませんね。

 

けれど、今の状況を変えることはできません。

そうだとしたら、今の状況、環境を嘆かず、そこでできることを精いっぱいやってみたり、楽しんでみたりすることはいかがでしょうか。

 

同期や先輩との交流を思いっきり楽しんでみる。

会社の仕事で工夫できるところや面白がれるところを見つけてみる。

会社以外で自分が楽しめる活動や趣味を見つけてやってみる。

 

ある方は、理不尽な先輩のいる部署に配属されたそうですが、「今の自分の仕事をミスなくできるようになろう」と意識して仕事に取り組まれたそうです。

すると、従来のお仕事のやり方よりも効率の良いやり方が見つかり、理不尽な先輩の言葉が気にならなくなったそうです。

さらにその仕事ぶりが周りの方の目に留まり、あるプロジェクトに推薦をしていただいた、というお話を聞きました。

 

最初はしぶしぶでも構いません。

目の前のことに淡々と取り組む、楽しんでみると、あなたの力になっていきます。

そして、その蓄えられた力が未来に役立つときが来ます。

「あの時、あの仕事(あの経験)をしておいて本当に良かった!」

そんなときが必ずやって来ます。

 

今の環境は、あなたが思い描いていた人生の道筋では予想外のことかもしれません。

けれど、長い目で見たら、あなたのキャリアの中にその経験が必要なのかもしれません。

毎日、目の前のことを大切にする、楽しむ意識を持って過ごすと、その力があなたの中に育まれていきます。

すると、次に新しい環境が来ても、乗りこなすことができますね。

そう考えると、少しワクワクしてきませんか?

少しでもワクワクしてきたら、もうこっちのものです。

自分の力で人生を豊かにしていきましょう。