ずっと続く幸せマインドのつくりかた
Vol.6【失敗を引きずらない】
10月になりました。秋が深まっていく時期ですね。日本ならではの、四季の移り変わりを楽しみたいですね。
さて、仕事でも生活面でも、予定したことに変更があったとき、物事に変化が生じたとき、動揺して対応がうまくできなかった、という経験は誰でも一度はあるかと思います。
対応できたけれど、「もっとこうすればよかった」と後悔したり、対応に失敗してしまい、そのリカバリーにエネルギーを使って大変だった…なんてこともありますね。
次に変化が起こったとき、「もう二度とあんな思いはしたくない」と、逃げたくなるような気持ちになることもあります。
経験のない変化は、「初めてのこと」ですから、当然、マニュアルなどはありません。変化に対応するときは、自分がやってみて、失敗して、改善をして、という繰り返しの経験をもとに対応している、ともいえます。
そう考えると、「変化に対応した」「初めてのことに向き合った」というあなたがいるといえますね。そんなあなた自身に対して、「ダメだな。私」と失望したり後悔したりするのではなく、「よく対応したな」といたわってみませんか。
私たちは生きている中で、初めてのことを何度も経験します。子どものほうが初めてのことが多いと思うかもしれませんが、大人でも同じです。現に、携帯電話はスマートフォンになっていますし、自動車もガソリン車だけだったのが、今はハイブリッドや電気自動車もありますね。
学生から社会人になると、かかわる人間関係の年代も大きく広がります。結婚すれば、家族以外の人と暮らすわけですし、出産や育児も初めてのこと。自分と家族が年を取れば、生活様式も変わります。私たちにはたくさんの「初めてのこと」がこれからも出てくるわけです。
そんな見方をすると、「今までいろいろな変化に対応してきたのだから大丈夫」と言えますね。また、極端ですが、失敗があることは当たり前だし、後悔することもあるでしょう。
失敗をして落ち込んでも良いのですが、あなたがその経験をしたことで得たもの、学んだことが必ずあります。そちらに目を向けていく意識を持ってみてください。その意識を心がけることで、また変化があっても柔軟に対応できるあなたがいることでしょう。
今年もあと3か月となりました。この1年を振り返り、失敗したことで得たもの、学んだことを、自分の糧にしていこうという意識を持って過ごしていきましょう。
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一色藍名(いっしきあいな)プロフィール

静岡県在住。
大学卒業後、会社員として働くものの
人間関係の構築や自分の生きづらさに悩む日々を送る。
悩みを解消するためにスピリチュアルセミナーやセッションにどっぷりはまるものの、生きづらさがまったく解消されず、一時はスピリチュアルの世界から距離を置く。その後、とあるポータルサイトにある斎藤さちよ氏のコラムを読み、「この人は本当のことを言っている」と衝撃を受け、メンタルエステスクールに入校。現在は、企業で採用関連の業務のほか、年間200名程の社員面談に対応しながら
メンタルエステ協会認定のセラピストとして活動中。