ずっと続く幸せマインドのつくりかた
Vol.2【言葉のチカラ】
6月になりました。
紫陽花が華やかになる季節。
日常にある、この時期ならではの景色を楽しみたいですね。
さて、今日は言葉について、です。
皆さんは普段、使う言葉をどれくらい意識していますか?
先日、仕事でとある方から
「ちょっとハードルが高いことがやってきたとき、『難しい』という言葉ではなく、『簡単…ではない』と言ってみるといいよ。『…ではない』の部分は、少し弱めにね。」
とアドバイスをいただきました。
そこで実際に、両方の言葉を使って実験してみることにしました。
まず、「難しい」という言葉を使ってみると、仕事で何か策を取る必要があったり、ひとつひとつやれば進むものがあるのに、なんとなくのろのろとして腰が上がらない、そんな感じがしました。
結局、締め切りが迫ってきて、準備が不十分なまま、なんとかその仕事をあわてて終わらせる、そんな感覚がありました。
次に「簡単…ではない」を使ってみました。
すると、本当に簡単ではないことでも「どこかに策があるかも」と可能性を探す自分に気づきました。
「簡単」という言葉が私の意識に残るので、どこかに可能性を探そうとするようです。
たとえ、そのときは策やアイデアが出てこなくても、数日後にふと、アイデアや策が浮かんだり、良い偶然が重なって解決する、ということがありました。
言葉の使いかたひとつで意識が変わり、現実も変わる。
おもしろいですね。
「言霊(ことだま)」と言われるように、言葉にはチカラがあると言われています。
言葉の使いかたを工夫することで、元気が出たり、重い気持ちが晴れやかになったり、そんな経験がある方も多いでしょう。
言葉によってエネルギーが湧く、まさに「見えない力」を使っていますね。
だとしたら、今日から使っている言葉を意識してみませんか。
誰かにお世話になったら、「すみません」ではなく「ありがとう」と伝える。
「修行」という言葉が苦手だったら「肥やし」に。
「イライラする」は「エネルギーがある」に。
「できない」は「伸びしろがある」に。
ただ、ネガティブな言葉を使ってはいけない、ということではありません。
人間には感情がありますから、ときには落ち込む時間も必要なことがあります。
そんなときは、無理してネガティブな言葉を転換しようとせず、落ち着いてから、前向きな言葉を使っていけば大丈夫です。
自分で『言葉の言い換え集』なんていうものを創ってみてもおもしろそうです。
まずは自分が発する言葉を、日常の生活の中で意識してみましょう。
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一色藍名(いっしきあいな)プロフィール

静岡県在住。
大学卒業後、会社員として働くものの
人間関係の構築や自分の生きづらさに悩む日々を送る。
悩みを解消するためにスピリチュアルセミナーやセッションにどっぷりはまるものの、生きづらさがまったく解消されず、一時はスピリチュアルの世界から距離を置く。その後、とあるポータルサイトにある斎藤さちよ氏のコラムを読み、「この人は本当のことを言っている」と衝撃を受け、メンタルエステスクールに入校。現在は、企業で採用関連の業務のほか、年間200名程の社員面談に対応しながら
メンタルエステ協会認定のセラピストとして活動中。