眼鏡屋日記

~商売人として人として楽しい人生のつくり方~

Vol.10 【大人の勉強の仕方は?】

仕事の中で成長する為に、または成果を上げていく為に、皆さん勉強はしますよね。

新しい動きを覚える、新しい商品を販売する為の知識、機械の動かし方など・・・。

具体的には今できていない仕事ができるようになる事です。

では、どうすればより効率よく仕事ができるようになるか?

大人になってからの勉強の仕方とは?

 

知識を覚えるための勉強会があったとします。

その場で覚えられることはほんの数%ですね。

その場から離れ数日たつと、ほとんどの事は忘れてしまいます。

天才でない限りすべて覚える事は出来ません。

 

それなら、記憶できるほんの数%で大事なポイントだけを抑える。

それ以外はざっくりと・・・で良いと思っています。

 

そして実際の現場で、そのポイントの記憶やノートを見て調べて行動を試みるのです。

それでもわからないときは聴いたらよいのですから。

 

私はメガネ店ですから、教育者としては長い間

目にかかわる知識やメガネの知識を教えてきました。

そんな経験上感じる事があります。

 

ロジックな事をその場で1から10まで理解するのは難しいことですよね。

しかし人によっては、わからない事が生じるとそこで止まってしまい、

先に進みにくいタイプの方もいます。

 

いわゆる完璧主義。

私は左脳派と言っていますが、この左脳派の人はどちらかと言うと、

できていないことにフォーカスしやすい傾向がありますので、

下手をすると仕事が楽しくなくなります。

 

スタッフの中の2人がそのタイプで、先日

「もしかして、本を読んでいて少しわからなくなったら初めに戻るタイプ?」

と聞いてみると

「そうなんです」

と返ってきました。

「本なら止まらず読んでいたら先でつながるし、どっちみち全部は覚えられないんだから」

「大人の勉強は、実践で体得する前の準備みたいなものだから、

実際にやりながら出来るようになるからね」

と伝えると理解してくれたようです。

 

でもそんな左脳派は決して悪いことではありません。

時と場合によっては、その慎重さが強みになるのでとてもプラスな要因なのです。

ですが仕事を覚えていく過程では、実行があって初めて覚えるので、

その場で聞いた知識はあまり重要ではありません。

時間をかけるところが違うのです。

 

そこには切り替えが必要です。

 

どうしても学校での暗記勉強が染みついているので体得感が少ないのは仕方ありません。

大人になったら、筆記テストではなく実践が待っていますから、暗記ではないのです。

どちらかと言うと、なんとなく・・・右脳の感覚で覚えているくらいでちょうどいいと思います。

 

ざっくり知識があって、実践で課題に多くぶつかり動くことで、腑に落ちるのです。

だから、セミナーなどに行って知識を覚えてきても、効果が出ないことが多いのです。

逆に、日頃から実践量や作業の多い人では、自分がすでにやっている事に対して

アドバイスを受けているような感覚になりますので、腑に落ちる事が多いですよね。

そんな違いではないでしょうか?

 

人のタイプは、

勉強しない人

勉強だけする人 

勉強して実践する人

3パターンしかありません。

 

今のご自身は、どんなタイプだと思いますか? 

是非とも成長ある道をいつも選択してください。

学び 実践 結果 学び 実戦 成長 成果 の良いサイクルが生まれますから!

Vol.9 【法則:関係性の上に全てが成り立つ】

会の運営や会社の運営等は、全て関係性の上に活動がなされます。

物ありき、会、会社、仕組みありきでは長続きしません。

商品を売るのも、関係性の上に物とお金が移動することです。

感じが悪い、仲良くなれそうにない人からは買いたくないと感じますよね。
そこでしか買えず、どうしても必要なら仕方なく買うこともありますが・・・。

 

逆に仲が良い人からは優先して買おうと思います。
必要な時には真っ先にあの人に聞いてみよう、とも考えます。

だから、「どんな物か?」よりも、

「どんな人で、どんな関係か?」が優先します。

色んなコミュニティーがありますね。
その活動の行先も、その中で各々の関係性がどうか、が影響すると思います。

単純にどんな活動であっても、それが良いだけで上手く行くと思いませんか?

私も実際色んな会の長をした経験上よくわかります。
「仲が良い」は言い方を変えると、本当の信頼関係があると言うことです。

信頼関係とは、

リスペクトや、安心して信じられる。

また腹の中を知っている。
嘘を言い合わない。

相手に義を尽くす。

と、こんな状態ではないでしょうか?


そこをいかに作って行くか?が、会や会社、ビジネスの戦略、

やり方、仕組みを作る前に必要なことなのです。

どんなに立派な学びをしている会やどれだけ大きな会社であっても、
中での充実感と機動力は、飲み会を多くしたり、

身体を一緒に動かしコミュニケーションや共有の場を多く持っている方が

圧倒的にあります。

それは集まりたくなる場造りから始まります。
何か自分にとって得る物があると感じたり、他人の為になっていると感じたり、

自己重要感を感じたり、夢や未来を語ることが出来たりが、

楽しみになることで接触回数も多くなります。

すると腹の中を明かすようになりますからね。

 

そこが共感の場となり、波長の合う人たちが集まるようになります。

そうやって積み重ねていく事なのです。

接触の回数とコミュニケーションの量なのです。

皆さんも親友と呼ばれる人との関係は

そうやってできていったのではないか、と思います。

 

信頼関係が出来てからが役割分担です。

後はリーダーが進む方向を指すだけ。

 

目的、行動、管理だけでは人は動きません。
全ては関係性をどう作るか?が大きなテーマで、どう進むか?はその後の話なのです。

会社の仕組みばかり作っても成果が上がらない。
枠組みばかり出来るが進展がない。
そんな時リーダーは一歩引いて見ることです。
進みたい方向と先を見る事から少し視点を変えてみてください。

一番手前をよく見ると何か忘れ物に気付きます。

私は過去に失敗経験があります。

身動き出来ない、思うように運営が出来ない、なぜなのか?

その時は気付きませんでしたが、今はよくわかりますし、

失敗して良かったと思っています。
今では、一人では何も出来ない、協力してくれる信頼関係のある人が周りに必要だ、

と会社運営をしながら学びました。
どうやったら良いかも経験上知りました。

 

そうなんです!

経験しないとわからない事なのです。

マニュアル通りに心は動きませんからね。


家庭、会社、会、ビジネス・・・

どんな場でも関係性を一番初めに考えて行動してみてください。

 

なぜか?

自然と上手く回り初めますから。

これってきっと法則だと思います。

そうやってぶつかり躓きながら経験を積んでもらえたらと思います。

 

幸せな環境になっていきますよ~きっと。

Vol.8 【自立とは・・・】

自立ってどんな事でしょうか?

 

「大人だから自立していて当たり前」だと思っているかもしれません。

経済的に生活できている事も大事なことで、

それも自立の一つとして立派なことですが、

これからの時代は自分で考え判断し、自分が自分の責任において行動できる事、

自分の人生をしっかり歩み、ぶれない自分を創る事が最も重要です。

 

いまだかつてない厳しい時代に突入していきます。

だからこそ、こういった精神的な心の自立が必要になってくると思うのです。

 

誰かに委ねる行為、会社に雇われているから、自分には責任のない役職だから、

というような仕事の中での行為、またプライベートにおいても責任のない行為は、

人生が他人の判断や出来事で変わる人になってしまいます。

会社がつぶれたら会社の責任だからと言っても職はありません。

今の時代、一生涯守ってくれる保証はありませんからね。

 

自分の身は自分で守る。

自分にとって大切な人を守る。

このスタンスが必要です。

どんな会社であっても、どんな場面であっても

家族を守り幸せな生活ができる強さです。

自己責任をもって行動する人は常に負荷がありますから。

そうでない人とは積み重ねた日々の経験値により圧倒的な差が出ます。

とても強く、ぶれない人になっていく。

そんなことを先日近所のラーメン店の経営者と話していて感じました。

 

彼のお店は開店から3年たちました。

その間いろんなことがあったそうで・・・

スタッフが急に辞めたことや、育てられなかった経験等、

自分にとって苦しい時期がありながらも、

その間にスープの研究、新商品の開発なども休むことなく継続したそうです。

また、お客様に来ていただくためにはと、

いろんなことを考えるようになったと聞きました。

 

ある時彼はふと、人と仲良くなることも必要なことだと思い、

近所のコンビニの店員さんとも仲良くなるにはどうしたらよいか?考えたようです。

毎回しっかり挨拶をして、ねぎらいの言葉をかけることを継続したそうで、

今では仲良く話す関係になり、ラーメンも食べに来てくれるようになったとか・・・。

自分で考えなきゃならない環境では、自然といろんなアイデアも

浮かんでくるのですね。

そうやって3年間経験を積んだのです。

 

このラーメン店の彼とはもう付き合いが10年ほどになりますが、

ずいぶん年下ですが、あの時と比べるとすごい大人になったな、と今感じます。

「自立している」って尊敬しました。

 

 それはそうですよね。

日々経営者として自己責任の中でお店をやっていて、

人のせいにはできませんからね。

責任ある経営者は立派な人が多いのもうなずけます。

それはいつも自分との戦いに打ち勝っているから。

そうなれば、いろんな出来事に対して「捉え方」「アンテナ」も変わるのですね。

この環境とこの立場がこの心境を作るのです。

そして人づくり、成長のキッカケはここから出てくる発想と実践なのです。

 

世に強い人とは、こうやって自己責任で生きている人だと私は思っています。

経営者でなくても沢山このような友人がいます。

皆さんそこは共通しています。

成功者と言われる人に苦労した経験が多いのも、わかります。

乗り越える経験値が多かったからこそ、強く、本当に優しい。

やはり選ぶ道は、楽な道ときつい道なら、後者ですね。

楽な道が楽しいわけではないです。

きつい道こそ発見があり自分と見つめ合い、

本当に人生を楽しめる人になっていくのだと信じています。

 

以前、人生の師匠が教えてくれました。

「弱い人では他人は守れない」

その通りだと思います。

自立して生きている自分であればこそ、本当の自分らしさができるのだと思います。

それは、ぶれない自分でもあると思います。

そんな自分になるよう私もまだまだ、実践し強くなろうと思います。

皆さんも一緒にそんな人を目指していきませんか?

っと明るい未来が待っていると思いますよ。

Vol.7 【EQ力アップ!】

EQとは心の指数・・気が付く、感じる力です。

IQが学校のような学習で培う能力だとすると、EQは社会で培われる感性の力です。

一般的に仕事ができる人とは、EQ力の高い人を言うようですね。

それだけではなく、EQの高い人は、

人から好かれるから幸せな生き方をしている人だともいえると思います。

 

では、そのEQを高めるためには何が必要なのでしょうか?

 

個人的な考えですが・・・

私は、意識して動き経験することに加え、自分と向き合うことだと思います。

 

先日、脳科学の本を読んでいて、書いてあった中に興味深いものがありました。

人には苦手だと感じる事がありますが、これって実は、

脳の部分的に活性化していないところがあることで生まれるそうです。

 

例えば、聴く力は聴くことを意識すると、

その部分が活性化され脳の細胞の枝葉が太くなるそうです。

脳科学的にも、意識することで経験内容は強くなり

能力は上がるという事のようですね。

 

そういえば・・・車の運転。

運転される方は皆さん、普段、普通に運転されていますよね。

自然と前方を大きな視野で見て運転しています。

前方車の後ろ姿を見ているようですが、周辺も見えているような感じです。

危険な事が起こりそうならスピードを落としたり、急ブレーキを踏んだり、

視界の中から危険を一早く察知することができていると思います。

 

実は、私の妻は半年前までペーパードライバーでしたが、

子供が3人いることもあって、運転せざるを得ない状況になりました。

最初一緒に乗ったときは怖かったですね~。

その時横で見ていて気付いたのですが、

体を硬直して前の一点だけを見ているような感じで、声もかけられない状態でした。

ちなみに私はサイドブレーキをしっかり握っていましたけどね・・・。

 

でも日々の積み重ねとはすごいですね。

3か月もしないうちに、もう片手でも運転できるようになっているのです(苦笑)

周りがしっかり見えている感じです。

視野が広がるってこんな感じだと思います。

見ているその物と周りも感じられるような事。

危険がないように気を付けるという意識で、車の運転という経験と、

またその回数により、結果視野が広がる。

視野の中に意識がいきわたる、という方が正しいかもしれません。

 

こういった事からもEQについて学んでも、

意識と経験が必要ではないかと考えるようになりました。

何気なく過ごしている生活と、意識し丁寧に生活しているのでは

EQ力に違いが出ますね。

 

更に自分の言動を振り返って自分にフォーカスすることで、

自分の成長にフォーカスすることにもなる。

これも意識そのものです。

それから言動の経験が新しくなる。

これで自分と向き合うことができEQが上がります。

こうやって自分に対する気づく力が増えていきます。

そうすればよいアンテナが立つような状態にもなり、

情報もご縁もできていきます。

 

EQ力を上げることは・・・

良い流れに乗るという感じかな。

そうすると心地よい生活を送れます。

自分を大切にした生き方とも言いえますかね。

 

皆さんも少し意識することを増やしてみてはいがでしょうか?

少し自分の人生を変えてみたいと思っていたら、

 

きっと変化が起こりますから。

Vol.6 【批判と評価】

往々にして批判的な意見が多い方というのは、

自分にとって都合の悪い事だから批判をする、ということが根本にあるように思えます。

嫉妬、ねたみ等も含まれると想われますが如何でしょうか。

それは心の中で発生します。

でもそれは悪い事ではなく、未熟なのだから仕方ないのです。

人に委ねている段階で自立できてない状態だからこそ批判がでる。

人との比較の段階でしょうか?

実践不足とも言えると思います。

私は批判の多い人から「自分がどうしたい」と自発的な意見を聞いた事がありません。
せいぜい抽象論を主張するだけで建設的でなく破壊的。

揚げ足を取る感じですね。
さらに言うと、自己客観視ができないからいつまでたっても成長はありません。

そんな人にはなりたくないな・・・

 

逆に、
正しい評価の意見は、客観視した現状把握からのプラスの意見だと思います。

未来の創造が可能です。

そういった意見を持つ人はニュートラルな状態で自立しているし、

常に行動選択に自分で責任を持っている。

成長する人はこのような大人の人ですよね。

会話も具体的で行動も明確だから良い結果が常に出ます。

良い仲間も寄ってきます。

 

批判をする人か評価をする人か・・で、どんな人かよくわかります。

マイナスからスタートか?ニュートラルからスタートか?

一歩も二歩も違いが出ますよね。

批判的になったときは・・・

口に出すと迎合する人だけがよってきます。

だから口に出さない。

そんな自分と向き合えばよいのです、成長したいのなら・・・

恥ずかしい自分を恥ずかしいと認めること。

人のせいにしない事。

「私って未熟だな」って認めること。


正しく正確に現実と自分の心境ともに向き合う事が大切です。

素直に振る舞うのではなく素直な心でいること

体裁を整えようと、本当の自分に嘘をつき他人に向け批判をしてしまうことは、

自分を下げることにしかならないからです。


自分を認めることができてはじめて先に進めると思います。
自分に嘘をついても困るのは結局自分。

あっ!そっか!ごめんなさい!私が間違っていました!

と言ってしまうのです。
心では本当はそう思っているから。

認めた後の振る舞いが1番気持ちいい。

それからの行動が本当のプラスです。
腹の中で違うものを持っていては、良い結果は出ませんからね。

私も実は一時期、批判的であった為に独立しようと考えていたこともあります。

結果は全て空回りしていました。

しなくて良かったなって思います。

未熟だったのです。

実践不足だったのです。

最近そんな相談を受けます。

自分から真逆に突っ込むのではなく、

幸せになるための考え方になってもらいたいなと思います。

自分のためにも周りの人のためにも。
私がそうだったように・・・。